
カギ交換を出来ることなら自分でやってみたい!といった方に向けて丁寧に解説していきます。
でもその前にいくつか守るべき注意点をお伝えしますのでよく読んでから実践してください。
カギ交換の注意点
1、カギは返品できない
交換するカギを間違えて買ってしまうと防犯上どこの店舗でも基本的に返品には応じてくれません。
同じような見た目でも扉の厚みや、バックセットと呼ばれる寸法が違ったりすると取付が出来ない場合があります。
なので交換するカギが取付可能なものか確実に把握しておくことが重要です。
一番確実なのは現在ついているカギのシリンダーとまったく同じものを用意して取り付ける方法ですが、防犯性能が高いものに変えたい場合などもあるかと思いますので、本記事ではカギの判別が出来るように解説していきます。
2、賃貸物件の場合は管理会社に連絡する
賃貸物件の場合、現状回復の必要があるので管理会社に連絡したほうがよいでしょう。
元々ついていたカギをどうするか、返す必要があるのか?捨ててしまって問題ないのか?など物件によってルールが異なる場合があります。
またオートロック付きのマンションなどの場合は「逆マスターキーシステム」と呼ばれる特別な仕様になっている場合があります。逆マスターキーシステムとは分かりやすく言うと、管理人などが1本の鍵で全ての部屋の鍵を開けられるマスターキーを持っている事があると思いますが、逆マスターキーというのはその逆で全ての鍵で1つのドアを開けられるように作ってあるものです。

つまり今使っているカギがエントランスなどの共有部分と玄関と共通して開けられる場合は逆マスターキーという事になります。
なので知らずにカギ交換してしまうと玄関のカギとオートロックのカギと2本持ち歩かなくてはいけない状態になってしまいますので、そのマンション専用の逆マスターキーシステム付きのカギに交換する必要があります。
では逆マスターキーシステム付きのカギを交換する場合どうしたらいいかというと、基本的にはメーカーに依頼して新しく作ってもらう事になるのでマンションの管理組合や管理会社に連絡したほうがいいでしょう。
またメーカーに作ってもらう場合、納期が1ヶ月ほどかかることも注意が必要です。
3、調整が必要な場合がある
錠前の種類によっては取り付ける時に調整が必要なものがあります。
たとえば一戸建てなどの玄関で横にスライドして開け閉めする「引き戸」では2枚の扉が重なっている部分に錠前が付いているわけですが、その重なっている位置がズレてしまっている時などはカギがかかりにくくなってしまうのでピッタリと合わせてあげるために調整が必要です。

本記事では錠前の種類ごとに難易度を設定して解説していこうと思いますのでご自身のスキルに合わせて挑戦してみてください。
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