やってみよう!自分でできるカギ交換!〜面付箱錠編〜

面付箱錠は別名「公団錠」とも呼ばれ、公団アパートではほとんどがこの錠前になっています。
特徴としては面に付いているお弁当箱のような箱型の錠前で、ドアノブやドアレバーと一体型になっている点です。
ひとつ注意点としてMiwa製の面付箱錠において『PAT.』『PATENT』と刻印の入ったものがありますが、それらはMiwa社が初期の頃つけていた「特許」を表す刻印で旧式のタイプの錠前のため、その刻印の入ったものはシリンダーの交換が出来ませんので錠前一式の交換が必要になります。

面付箱錠も色々なメーカーから様々な種類の錠前が販売されていますが、一定の規格に沿って作られているため各メーカーの面付箱錠をそれぞれ分けると下記の3タイプに分かれます。お探しのタイプはどれか判別してみてください。

まずはどのタイプの面付箱錠か判別しよう

PMK型
公団住宅で最も普及している錠前で代表的なものがMiwa製のPMKです。
シンプルな作りで取付や交換も直感的に行えます。
耐久性もあり壊れにくく、長年使用されているものが多いです。

ほぼ同じような見た目で他メーカーのGOALとSHOWAから面付箱錠が出ていますが、それぞれメーカー名の刻印があるので判別は簡単です。
ドアレバーのタイプもあります。

こちらのPMK型面付箱錠のシリンダー交換方法については上記の動画をご覧ください。

SHOWAの7680
GOALの4350

RA型
こちらも古くからある錠前でPMK型よりもシュッとした形の面付箱錠です。耐久性や防犯性、操作性が向上しています。
BL(ベターリビング)という規格で作られているため他メーカーでも同じ寸法、形状の錠前が存在します。防犯性を高めるオプションパーツや取付可能なシリンダーが豊富にありカスタム次第で防犯性を最大限に高めることが可能なので現在でもよく使用されています。
レバーのほうがよく見かけますがドアノブタイプもあります。

RA型のシリンダー交換方法についてはこちらの記事をご覧ください。
RA型面付箱錠のシリンダー交換方法

GOAL MX
SHOWA BLL

HPD型
こちらはMiwa社では廃番になっていますが見た目がかなり特徴的なデザインの面付箱錠です。
こちらも他メーカーと同規格で作られているため、他メーカーは四角い形状ですがドア取付穴の寸法が同じになので加工なしで錠前一式の交換が可能です。
またMiwa製のHPDに関しては屋外側もドアレバーになったタイプ(HPL)や屋外側がサムラッチハンドルタイプになったものが存在します。

GOAL 5350
SHOWA 516